第59回日本小児アレルギー学会学術大会

MENU OPEN

会長挨拶

第59回日本小児アレルギー学会学術大会は、「アレルギーから子どもの未来と地球を考えよう」というテーマで、国際色豊かな沖縄にて開催することになりました。また、11年ぶりにAPAPARI(Asia Pacific Academy of Pediatric Allergy, Respiratory & Immunology)との合同開催となります。

会期は2022年11月12日(土曜日)13日(日曜日)で、会場は沖縄コンベンションセンターとラグナガーデンホテルです。

20世紀後半から先進国で急増したアレルギー疾患は、今や発展途上国でも急増し、世界的な課題となっています。この現象は、都市化・電化に伴うライフスタイルの変化と生物多様性の低下と軌を一にしていることが明らかとなってきました。

温暖化に伴う地球環境の危機が叫ばれておりますが、CO2の排出量を減らすだけではアレルギー疾患を克服することはできません。この地球環境の変化はアレルギー疾患のみでなく、Ⅰ型糖尿病、発達障害、炎症性腸疾患、小児がんなど様々な疾患の増加とも相関があり、子どもたちの未来に暗い影を落としています。

私たち小児の診療にかかわるものは、アレルギー疾患の克服という共通した課題をもとに、さらに視野を広げて、子ども達の未来と地球を考えることが必要な時代を迎えていると思います。

本学会が沖縄の地で開催されるのは初めてであります。2022年は新型コロナの流行が収束することを願い、国内外から新鮮な気持ちで多くの仲間が集うことができるこの地を会場に選びました。ハイブリッド開催を計画しておりますが、是非一人でも多くの方に現地でお目にかかれることを願っております。

第59回日本小児アレルギー学会学術大会
会長 大矢 幸弘
(国立研究開発法人 国立成育医療研究センター アレルギーセンター長)

このサイトについて|Copyright © 第59回日本小児アレルギー学会学術大会 All Rights Reserved.